新型「ランドクルーザー70」、「ランドクルーザー250」 最新情報

トヨタ自動車は、8月2日に新型「ランドクルーザー250」を世界初公開した。実質『ランドクルーザープラド』の後継車種になるが「プラド」の名称は廃止され、2009年以来、14年ぶりのフルモデルチェンジとなる。

また、“ランクルらしさ”を継承し続ける存在であるトヨタ「ランドクルーザー70」が2023年冬、日本市場で再々販されることが決定しました。70シリーズが日本市場に導入されるのは2014年以来、9年ぶりの再々販となる。

新型モデルは両者どのように進化したのか説明していきます。

 

ランドクルーザープラドの歴史

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生誕72周年を迎えるランドクルーザーの歴史を簡単に紹介します。

ランドクルーザー・ワゴン70系はショートホイールベースの3ドアのみの設定でしたが、その後、1990年にロングホイールベースの5ドア車が追加され、これを機に、ランクル70系のワゴンモデルには「プラド」のサブネームが付けられるようになり、本流のランクル70系から分離。これが、ランドクルーザー プラド（以下、プラド）の起源となります。

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その後プラドは、90系、120系とモデルチェンジし、走破性と快適性を両立しながら向上。2009年にはハイテクデバイスを装備した新世代のプラド150系へと進化しました。

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その後ステーションワゴン系で2007年に発売されたランドクルーザー200系、2021年8月に発売されたランドクルーザー300系がその役割を担っています。

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そして今回、新型250シリーズはランクルの原点回帰を目的として「The Land Cruiser ： 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」というコンセプトで開発されました。

 

新型ランドクルーザー250

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【外観】

新型ランドクルーザー250の外観（エクステリア）は、水平基調のランドクルーザーらしいシルエットが特徴です。今回はなんと2つの顔を設定され、ベースモデルは3連LEDヘッドライトを採用、「1958」グレードは丸型ヘッドライトのデザインが採用されました。

ボディは「GA-Fプラットフォーム」を採用し、悪路走破性を大幅に向上。従来比で大幅な剛性強化となり、フレーム剛性＋50％向上、車両全体の剛性としては＋30%も向上させた。

【サイズ】

新旧型のボディサイズを比較してみます。

○新型ランドクルーザー250

　全長×全幅×全高：4925mm×1980mm×1870mm

　ホイールベース：2850mm

○先代ランドクルーザープラド

　全長×全幅×全高：4825mm×1885mm×1835mm

　ホイールベース：2790mm

新型ランドクルーザー250のボディサイズは、先代プラドに比べて大幅に大きくなっており、

全長＋100mm、全幅＋95mm、全高＋20mm、ホイールベース＋60mmとなっている。

【インテリア】

インテリアは旧型に比べ現代風へと進化しメーターなどには液晶パネルを採用されています。インテリは室内灯をLED、電動パーキングブレーキ （ホールド機能付き）を採用。オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間をご提供。さらに新設計のインテリアレイアウトと最大7人乗りの座席を備えている。

ラゲッジは、大人4人が満足でき必要な物を運べる荷室容量を確保し、従来型の398Lから408Lへと拡大している。

【パワートレーン】
国内向けのエンジンは2種類準備され、ランドクルーザー300、レクサスGXにも搭載されている、1GD-FTVディーゼル2.8Ｌターボ（最高出力204PS、最大トルク500N・m）と、先代プラドにも搭載されていた2TR-FE 2.7Ｌガソリン（最高出力163PS、最大トルク246N・m）を搭載する。

北米・中国向けには、クラウン、ヴェルファイア、レクサスNXに搭載されているT24Ａ‐FTSガソリン2.4LターボハイブリッドDirect Shift-8ATを搭載。クラウンではデュアルブーストハイブリッドシステムと言われている仕組みだ。ランドクルーザーでハイブリッドシステムが導入されるのは初めてである。

 

ランドクルーザーの歴史

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続いてランドクルーザーの歴史を簡単に説明していきます。

ランクルの始まりは第二次世界大戦後間もない昭和２６年（１９５１年）。
米軍と警察予備隊（自衛隊の前身）の要請により「トヨタジーブＢＪ」という名前で誕生しました。その後「ジープ」という名称から１９５４年６月「ランドクルーザー」と改名。今なお続くランドクルーザーの伝説が始まったのです。

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ランドクルーザーへと改名したことを受け、フルモデルチェンジを行いランクル２０系がデビュー。その後30系、40系、50系、60系と進化し続け、ランドクルーザー70が1984年に発売されました。

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その後、2004年に国内販売を一度終了して、2014年から2015年にはランドクルーザー70の登場から30周年を記念して、日本国内で限定発売されたこともあります。そして今回改めて販売予定となり、ロングセラーとして世界に受け容れられています。

1984年に販売したモデル、2015年に再版したモデルは全て小型貨物の1ナンバー登録でしたが、今回発売する再々販モデルのランドクルーザー70は乗用車登録の3ナンバーになるようです。3ナンバー登録になる大きなメリットは、車検間隔が2年ごとになること、高速道路を利用するとき休日割引などが使えることです。

 

新型ランドクルーザー70

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【外観】

 

ランドクルーザー70は、今回4ドアバンモデルのみの設定。2014年発売の復刻モデルと比べ、メッキ調のグリルデザインから、シンプルなメッシュのデザインに変わり、中央にあったトヨタエンブレムは、TOYOYAのロゴへと変更された。再販ランドクルーザー70では角形のヘッドライトであったが、今回丸目のヘッドライトとなり柔らかい印象はありつつも、樹脂製フェンダーモールの採用でSUVのタフギア感を増している。

【サイズ】

ボディサイズは、全長4890mm×全幅1870mm×全高1920mmと、2014年に再販されたモデルと比較して全長を80mm延伸。ホイールベースは従来型と同等の2730mmに設定されています。

【インテリア】

再販ランドクルーザーと大きな変わりはありませんが、レトロな雰囲気を醸しだしており、フロントシートはホールド性が高く悪路でも安定感があります。後席は収納することができ、大容量の荷物を積むことも可能です。

【パワートレーン】

2014年に期間限定で発売した復刻版ランドクルーザー70は、ガソリンV6の4Lエンジン（1GR-FE）であったが、今回はディーゼルエンジンとなる。エンジンは1GD-FTVの為、ランドクルーザー300、250 に搭載されているものと同じです。出力は下がるが、最大トルクは140N・mもアップしている。ディーゼルエンジンならではのタフなオフロード性能を確保しながら、低騒音・静粛性、燃費性能も向上させました。

 

まとめ

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進化し続けている新型ランドクルーザー250、ランドクルーザー70はいかがだったでしょうか。

ランドクルーザー250は2024年前半、ランドクルーザー70は2023年冬に発売予定となっております。今回のテーマが「原点回復」ということもあり、「原点に戻ってかっこいい！」などと、既に多くの方から注目されています。購入を考えている方はお早めにご相談して頂けると良いです。気になる方はお気楽に、鷲見モーターまでお問い合わせください。