車のエアコン不具合、調子悪いときの対応方法 解説します!!
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夏本番の今、使いたいときにエアコンの効きが悪かったり、ぬるい風しか出ないなどのトラブルはありませんか??
特に真夏に急にエアコンが効かないとなると運転どころではなくなり、窓を開けたとしても耐えれないですよね。
また灼熱の車内で長時間運転することで、脱水症や熱中症の原因にもなりとても危険です。真っ先に故障を疑われるかもしれませんが、故障以外にも原因はあります。
そこで今回は車のエアコンが効かない原因や修理について解説します。
○車のエアコンってどんな仕組み?
カーエアコンは、家庭で使っているエアコンなどと同じで簡単に言うと「外の空気を取り込んで、適した温度にしてから車内に送り込む。」という仕組みですが、冷房と暖房では仕組みが違います。
【冷房】
冷房では、冷媒と呼ばれる常温では気体のエアコンガスを使って冷風を作ります。
①コンプレッサー
エアコンガスを高温高圧状態に圧縮します。エアコンのスイッチを入れたときにまず作動するのがコンプレッサーであり、エアコンの心臓部分とも言われる重要な部品です。
②コンデンサー
ここで気化していた冷媒を液化(凝縮)していきます。
③コンデンサーファン
コンデンサーに外気を送り高温・高圧・気体の冷媒を沸点60℃以下まで冷却し液化します。
④レシーバー
コンデンサーで液化した冷媒を、一時的にここに蓄えます。
内部にはゴミなどの不純物を取り除くためにストレーナーと乾燥剤が封入されています。
また、コンデンサーで液化できなかった冷媒を分離する役目もあります。
⑤エキスパンションバルブ
レシーバーを通ってきた高圧の液体を小さな孔からエバポレーターに噴射します。
⑥エバポレーター
エバポレーターはコンプレッサーとは逆で、エキスパンションバルブから噴射された冷媒を急激に減圧し気化させることにより、周りの熱を奪い(気化熱)エバポレーターを冷やします。
ここで冷媒は低温・低圧の気体に戻ります。
⑦ブロアファン
冷えたエバポレーターに風をあて、車内に冷たい風を送ります。
これを繰り返すことで冷風を作り続けています。エアコンガス(冷媒)が気化や液化を繰り返すことで冷気をつくっているのです。
【暖房】
一方の暖房は、車最大の熱源であるエンジンを使っています。車にはエンジン内を循環し熱を逃がすことで、オーバーヒートを防ぐ冷却水が搭載されています。カーエアコンの暖房は、この冷却水を利用しているのです。
エンジンによって加熱された冷却水を、ダッシュボードの奥に設置されているラジエーターまで引き込み、ブロアファンによって車内に温風を送り出していきます。
エンジンの熱を利用するということは、エンジンが温まるまでは温風にならないということになります。
○エアコンガスの補充について
エアコンガスは気体と液体に変化しながら巡回するため、理論上はガスが抜けることはありません。
しかし車は走行中に振動をしていますので、その振動によってエアコンガスの機密性を保つことが難しくなり、少しずつ漏れてしまうことがあるのです。
エアコンガスが漏れていると、適切な圧力がかけられなくなりエアコンの効きが悪くなります。冷房を使用しても車内が冷えない場合は、ガスが減っている可能性があります。
またエアコンガスは吸湿性があるため、何年も使っていると水分や不純物が混入し、エアコン本来の性能を妨げてしまうことがあります。
そのためエアコンガスが不足している場合は、補充する必要があります。
自分で行うのも不可能ではありませんが、圧力がかかっている部分を扱う作業なので下手にいじると負傷するリスクがあります。また破損がある場合は、ガスを補充しても抜けてしまうことがあるため、自動車整備業者に依頼するのが安全です。
○エアコンの添加剤について
エアコン添加剤は潤滑作用があり、配管内のガスの回りが良くなりエアコンの冷却性能が向上します。
潤滑作用で抵抗が減り、エアコンコンプレッサーの静粛性(走行時に発生するロードノイズや音圧、周波数を評価するもの)が向上します。それに合わせてベルトで繋がっているエアコン作動中のエンジン音の静粛性も向上します。
さらに上記の影響でエンジンへの負担も少なくなり、燃費の悪化抑制やパワーロスを防ぐ効果もあります。
当社でもWAKO’Sパワーエアコンが対応可能です。
・燃費の改善。パワーロスの低減させる
コンプレッサーの潤滑性を向上させカーエアコンのフリクションを低減します。(カーエアコン使用時の燃費悪化とパワーロスを低減します。エアコン作動時に燃費悪化はコンプレッサーが要因でエンジンのパワーも使ってしまいます。
・冷房能力・耐久性の向上
コンプレッサーのシール性を高めエアコンの冷房効率を向上します。
エアコン内部の汚れを取り除き分散させることで、熱交換率を高め、エアコンの冷房効率を向上させるとともに、システム内の目詰まりを予防します。
・ガス・オイル漏れの予防
油膜によるシール性が向上するため。Oリングやゴムホースからのガスやオイルの漏れを防止します。
・静粛性の向上
安定した強い油膜を形成し、コンプレッサーの作動音・振動などのエアコン使用時の音を低減します。
パワーエアコンガスを投入して、この夏のカーライフを快適に過ごしてみてはいかがですか??
価格も工賃込で3500円です。
とてもお値打ちなので、この機会に。
○それでも治らない場合は
それでも車のエアコンの効きが悪い時は、冷却剤の不足や冷却剤の温度を一定に保つサーモスタットの故障、その他様々な部品の故障、エアフィルターの詰まり、エアコン内部配管の汚れなど様々な原因が考えられます。修理には原因の特定が必要です。
またカーエアコンは耐用年数・寿命は5年〜10年程度といわれています。エアコンフィルターについては、ホコリなどのゴミが詰まり空気の通り道が狭くなり送風量が低下するほかに、フィルターに溜まったゴミから雑菌が繁殖したり、カビが生えたりすると臭いの原因になり最低でも年に一度は交換することをオススメします。
車種によっては赤信号などで停車すると、アイドリングストップ機能が働きエンジンが自動停止される場合があります。エンジンが停止するとエアコンを動作させるコンプレッサーも止まるため、エアコンまで停止されます。そのためアイドリングストップ機能を解除する方法もありますが、燃費や排気ガスが気になる方はこれらを考慮して停止させるか選択すると良いでしょう。
快適に乗車できるよう故障が疑われる前に、定期的な点検が必要です。一度もエアコンの点検などをしたことのない方や、不安がある方はこの機会に是非鷲見モーターまでお気楽にご連絡下さい!!
夏のお出かけやイベントは快適なカーライフで楽しみましょう!!
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