スズキ新型スイフトのグレード・価格帯など中古車販売店が徹底解説します

スズキのコンパクトカー「スイフト（SWIFT）」は、2023年12月（5MT車は1月）にフルモデルチェンジされ4代目モデルになりました。新しくなった「スイフト」は、どんな魅力を備えた車種になったのでしょうか？

・走りを想起させるエクステリア

ボディー全体の動きを表現したスタイリングと外側へ張り出したフェンダーにより、走りを想起させる造形とし、ルーフは軽快な印象を与えるフローティングルーフを採用。リヤは台形フォルムが安定感のある佇まいを表現しています。

また、フロントグリルには美しい光沢を放つ［ピアノブラック調］を採用、さらにLEDヘッドランプ、LEDフォグランプ、リヤコンビネーションランプ［LEDストップランプ］を採用しており。これらの組み合わせによりワイド感を表現しています。

（LEDフォグランプはHYBRID MZに装備）

ボディサイズは、全長3,860mm、全幅1,695mm、全高1,500mmのコンパクトで取り回しの良い5ナンバーサイズにより、最小回転半径4.8mの小回り性能を実現しました（2WD車）

・ドライバーとクルマの一体感を表現したインテリア

インテリアでは、インパネとドアトリムを繋げ、ドライバーとクルマの一体感を表現。また、浮遊感のあるインパネ形状により軽快さと先進性を表現しています。

さらに、フロントドアトリムクロスやインパネの一部に3Dテクスチャーを施し、角度や光の加減により立体感が変化する緻密な構造となっています。

・進化した走行性能・乗り心地

ボディー結合部に減衰接着材を塗布するなど、エンジン透過音、ロードノイズなどを低減し、高い車内の静粛性を実現。また、軽量で強度の高い高張力鋼板の使用範囲を拡大したほか、軽くて剛性の高いボディーを実現しました。

さらに、スタビライザーの仕様を変更し、コーナリング時の車体の傾きを抑え、操縦安定性を高め、リヤサスペンションのストローク量を増加することで高い乗り心地を実現しました。

そして歴代スイフトのスポーティーなブレーキ特性を踏襲しつつ、ストップ＆ゴーを繰り返す街中でも扱いやすいブレーキ特性となっています。

・新開発Z12E型エンジンとCVT

新開発のZ12E型高効率エンジンと、軽量化した新開発のCVTを採用し静粛性と燃費性能に貢献。さらに、マイルドハイブリッドに国内ではスズキで初めての5MT車を設定しました。

その他、バックドアサイドスポイラーの採用や、フロントストレイク、フロントバンパー、ホイール形状の最適化により、コンパクトカークラストップレベルの空力性能を実現しました。

・使い勝手のよいパッケージングと装備

ボディサイズはコンパクトな5ナンバーサイズに加え、最小回転半径4.8mの取り回しの良いボディーサイズを踏襲、荷室開口は地上高を低く開口高は拡大、また荷室幅も拡大したことで使い勝手が向上しています。

ダッシュボードはドライバーを中心にオーディオ、エアコンパネル、スイッチ類を配置したレイアウトを採用し、高い操作性と視認性の両立を実現しました。

また、電動パーキングブレーキ（EPB）を採用し、指先の操作で簡単にパーキングブレーキの作動と解除が行えるようになったほか、ブレーキホールド機能を搭載したことでブレーキペダルから足を離しても車両は停車状態を維持し続けます。

さらに、注意喚起をメーター表示と音声で案内し、お客様のドライブをサポートする音声案内機能を採用。9インチのディスプレイオーディオをスズキ初採用しています。また、メーカーオプション設定のオーディオは全てスズキコネクトに対応しています。

・最新のスズキ セーフティ サポート

新型スイフトでは、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたデュアルセンサーブレーキサポートIIを採用しました。

フロントバンパーとリヤバンパーに内蔵した超音波センサーにより、前方または後方の壁などを検知し、衝突の可能性があると判断した場合に被害軽減・衝突回避を試みる低速時ブレーキサポート（前進・後退）を採用しました。（5MT車を除く）

また、ミリ波レーダーと単眼カメラにより、車両前方の状況を認識し、ハイビームの照射範囲を制御するアダプティブハイビームシステムを採用しました。

車線中央付近の走行維持をサポートする車線維持支援機能、車線をはみ出さないサポートをする車線逸脱抑制機能、高速走行時や渋滞時に運転操作をサポートするアダプティブクルーズコントロールとの組み合わせにより、運転操作の負担を軽減します。（HYBRID MZに装備）

ナビゲーション横に取り付けたカメラがドライバーの顔情報を認識し、取得した顔情報から居眠り、眠気、脇見を検知して注意を促し、安全運転をサポートするドライバーモニタリングシステムをスズキで初採用しました。

（HYBRID MZ、HYBRID MXの全方位モニター付メモリーナビゲーション装着車に装備）

・新型スイフト　グレードと価格

新型スイフトグレードと価格表

・ボディカラー

ボディカラーは、青空の鮮やかさと海の深い透明感を併せ持つ「フロンティアブルーパールメタリック」と、バイオ素材のような先進テクノロジーを感じさせる「クールイエローメタリック」を新色として採用し、モノトーン9色、2トーン4色計13パターンのラインアップとしました。

また、フロンティアブルーパールメタリック、バーニングレッドパールメタリック、ピュアホワイトパールは3層コートの塗膜構成を採用し、深みのある質感と高彩度の発色を実現しています。

・まとめ

5ナンバーサイズのコンパクトハッチバックとして、根強い人気を誇る「スイフト」。今回のフルモデルチェンジでもそのコンセプトは変わらず一目見て「スイフト」と分かる佇まいとなっています。そしてその走りの実力もさらに磨きがかかりました。

SUVブームではありますが、5ナンバーサイズのコンパクトハッチバックの魅力を詰め込んだ新型スイフトは新車選びにおいて、「一考の余地ある」選択肢ではないでしょうか。