冬に起こりやすい車のトラブルとは?6つのトラブル例と対策方法
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冬は最も車のトラブルが多い時期だとご存じでしたか?凍結によるスリップ事故はもちろんのこと、エンジンがかからないなどトラブルが起きてからでは大変ですよね。出先での突然の故障も避けたいものです。そうならないためにも、本格的な冬が来る前、今のうちに確認と準備をしておくことが大切です。今回の記事では、冬に起こりやすい代表的なトラブル例を6つ紹介し、その対策方法をお伝えします。
この記事でわかること
・冬に起こりやすいトラブルとその原因がわかる
・トラブルへの事前対策法がわかる
冬に起こりやすい6つのトラブル
・バッテリーが上がる
車の故障原因の中で最も多く、冬場は更にトラブルが増えるのがバッテリーです。
冬場は気温が低いため電力不足が生じます。また、エアコンの使用時間や頻度が増えます。ライトも点灯時間が長くなるので、バッテリーの消費量が急激に増えることもトラブルの原因となります。普段でもセルモーターを何度も動かしたり短距離の使用が多いと、バッテリーが上がりやすくなります。
・エアコンヒーターが温まらない
寒くなり、エアコンをつけたのにヒーターが全く効かない、そんな場合はサーモスタットの故障が考えられます。サーモスタットとはエンジンを循環する冷却水の温度を一定に保つための部品です。冷却水の減少が原因の場合もありますが、適量入っているのであれば、故障はしていないか確認をしましょう。
・エンジンの始動性が悪い
冬場、特に寒冷地でエンジンのかかりが悪い場合、エンジンオイルの粘度が関係している場合があります。エンジオイルは外気温により粘度が変化します。温度が低いとオイルは固くなり、エンジンの始動性が悪くなることがあります。この状態が続くとバッテリーへの負担も大きくなってしまいます。
・タイヤのパンク、スリップ
冬場に最も怖いトラブルは、雪道や凍結道路で発生するスリップ事故です。スリップの多くは急ブレーキをかけることによりタイヤが滑りハンドル操作が不能になることで発生します。また、雪により凸凹した路面はパンクの原因にもなります。
・オーバーヒート
エンジンがかからなくなり車が使えない、冬場に起こるオーバーヒートの原因も凍結によるものです。ラジエーター内部を循環するエンジンを冷やすための冷却水(クーラント)が外気温の低下により凍結してしまうと、ラジエーターが機能しなくなりオーバーヒートや故障を引き起こしてしまいます。
・ウオッシャー液が出ない
溶けた雪の上を走行するとフロントガラスに泥汚れが付着し、使う機会の増えるウオッシャー液。いざ使おうと思ったら出なかったということはありませんか。ウオッシャー液が出ないのは、液の凍結が考えられます。
各トラブルの対策
1.バッテリーの交換や点検
バッテリーは、ライトやオーディオ、カーナビなどの電装品に電気を供給する役割を果たしています。バッテリーの故障を防ぐためにまず確認することは、バッテリーの寿命です。バッテリーには製造年月日が記されています。バッテリーの寿命は機種にもよりますが2~5年程度ですので、寿命が近づいているものは交換を検討しましょう。バッテリーの液量や電圧も確認しましょう。過去に一度でもバッテリーが上がったことがあるものは、消耗しやすいので、特に注意が必要です。
2.エンジンオイルの交換
エンジンの始動に関わるエンジンオイルの粘度(SAE)は、「5W-40」というように商品に表記がされています。Wの前の数字が小さいほど寒さに強いエンジンオイルとなります。例えば5Wの場合は-30℃までオイルの凝固を防ぎます。冬場の外気温に適したオイルを選ぶことが大切となりますが、都心部にお住まいの方が寒冷地に行く予定がある場合は、10W以下のオイルに交換しておくと安心です。
3.スタッドレスタイヤへの交換
スタッドレスタイヤへの交換は雪の降り始める前、早めに行いましょう。タイヤは前輪後輪、同じ種類のタイヤを装着します。違うものにするとバランスが取れず、事故の原因につながるか恐れがあるからです。
また、スタッドレスタイヤは柔らかいゴムを使用しているため夏用タイヤに比べ摩耗が早いです。タイヤの表面の溝が浅くなったり劣化すれば、機能も当然低下するので、交換前にタイヤの状態を必ずチェックしましょう。タイヤの溝が半分以下まですり減っていたら交換のタイミングとなります。
スタッドレスタイヤ交換時の注意点のひとつに、各タイヤメーカーが推奨している「慣らし走行」というものがあります。これは、ホイールとの篏合(かんごう)性の変化やスタッドレスタイヤの感覚のズレにドライバーが慣れておくためであり、100~200㎞の走行が推奨されています。空気圧の管理、定期点検も忘れないようにしましょう。
4.ラジエーター内の冷却水やサーモスタットの確認
オーバーヒートの一因であるラジエーター内の冷却水の凍結を防止するために、冷却水には凍結防止の添加物が入っています。しかし、その濃度が低いと冷却水が凍結する恐れが出てきます。一般的には50%の濃度が適当とされていますが、外気温がかなり低い気候が続きオーバーヒートなどが心配な時は、濃度の高い冷却水を入れてもらうと良いでしょう。
またエアコンの機能に関係するサーモスタットもラジエーターの横に配置されています。サーモスタットは車のオーバーヒートを防ぎ、エンジンの暖気にもかかわる重要な部品です。寿命は約10年、若しくは走行距離が10万㎞に達した時といわれますので、寿命が近づいていないか確認しましょう。
5.ウオッシャー液の濃度調節
ウオッシャー液が凍る原因としては、原液を薄めて使用していることが考えられます。水分の増えたウオッシャー液は凍りやすくなります。説明書などを確認して、範囲内で調節、使用しましょう。凍結を防ぐためにはウオッシャー液は濃度を濃いめに、可能であれば原液のまま補充するのも手段です。ウオッシャー液は寒冷地専用のものもあるので、そちらを使用するのも良いでしょう。
まとめ
車がないと困ってしまう現代社会。車のトラブルは突然やってきます。余計な出費や大事故を防ぐためにも、冬を迎える前に各パーツを確認しておきましょう。鷲見モーターではいつでも点検を受け付けています。お時間を取らずすぐに点検できることもありますので、お気軽にご来店、ご相談ください。
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