【2023年最新】車検の適正価格はいくら？内訳を知れば、車検をいつもよりお得に通せます。

車を購入すると必要になってくるのが車検。新車なら3年、それ以降は2年に1度、車検を受けなければなりません。車検には結構な費用がかかるため、少しでも出費を抑えたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。今回は車検費用を抑える方法について解説していきます。

 

 

■車検とは何か？

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そもそも車検とはいったいどのようなものなのでしょうか。車検とは、正式には「自動車検査登録制度」と言い、自動車やバイクが道路を安全に走ることのできる状態かどうかを一定期間ごとに国が検査する制度です。検査証の有効期限満了日の１カ月前（離島は2カ月前）から車検を受けることができます。かかる費用には大まかに分けて「法定費用」、「車検基本料」、「部品交換・整備費用」があり、それぞれの費用は、車種や年式などにより異なります。車検を受けていない車は公道を走ることができません。

普通乗用車やバイクを含む軽乗用車は、2年毎に車検を受ける事になっていますが、新車で購入した場合は、初回の車検は登録から3年後となっています。

軽トラックなどの軽貨物車については、新車を購入した場合でも初回車検までの期間は2年、バンなどの普通貨物車も初回車検までの期間が2年、以降は1年毎となっています。商用車は毎日使用されるので走行距離が多く、車の各部の消耗が激しいことを想定しているため車検期間が短くなっています。

 

■車検の作業内容、内訳

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前述したように車検費用には大まかに分けて「法定費用」、「車検基本料」、「部品交換などの整備費用」がありますが、ここではそれらの費用をもう少し詳しく見ていきましょう。

 

まず「法定費用」ですが、これには自動車重量税、自賠責保険料、印紙代（法廷手数料）が含まれます。これらは法律によって決められた費用で業者が価格を変更することはできません。自動車重量税とは車両重量や新規登録からの年数によって金額が変わる税金です。重量が重くなるのに比例して税額が上がります。「エコカー」は環境への負荷が少なく、それ以外の車と比較して税額の安いことが特徴です。

 

自賠責保険とは、交通事故による被害者救済を目的とした保険で、車種などに関係なくすべての自動車に加入が義務づけられている保険です。自賠責保険には、ディーラーや中古車販売店、修理工場、損害保険会社などで加入できます。印紙代とは車検証の発行手数料で、車検を受ける場所（依頼先が認定工場か指定工場か）と、車両の大きさによって変わります。このように法定費用は車種や年式などによって決まるため、事前におおよその費用を把握することができます。

 

次に「車検基本料」を見ていきましょう。

こちらは業者が設定する費用で、業者によって名目は異なりますが、定期点検料、測定検査料、車検代行手数料、書類作成費用、引取り・納車手数料、代車費用、車検業者の人件費などが含まれます。これらの費用は車検を受ける場所や車種によって変わってきます。

ディーラーは費用の相場は高めですが、該当するメーカーの車種に関して専門知識があるため、点検や整備に信頼性があります。また、部品の交換が必要な場合は純正品に交換してくれるので、信頼性を重視する方には最適でしょう。

 

民間の整備工場は特定のメーカーに限らずに整備を行ってくれます。在籍する整備士によって技術の差が大きい可能性があり、車検費用の相場も幅があるので費用に不安のある方は、車検の見積もりを出してもらうとよいでしょう。車検専門店はその名の通り車検に特化した業者であり、スピーディーな点検・整備ができるのがメリットです。ただし、車検の基準を満たす最低限の項目のみを点検するところもあるので、丁寧なサービスを重視したい方は、サービス内容を充分確認したうえで利用するようにしましょう。

 

カー用品店は、自社の整備工場を持っている場合と、提携工場に依頼する場合があります。車検の際に部品交換が必要になった場合、その店舗で取り扱う商品から選べる点がメリットと言えるでしょう。ガソリンスタンドの車検は、キャンペーンを実施していたり割引になったりするケースが多く、利用頻度の高いガソリンスタンドであれば顔馴染みのスタッフに車検を頼みたい方もおられるでしょう。ガソリンスタンドでは提携する整備工場で行われることが多いため、日数がかかることや代車がない可能性がある事などを考慮して依頼しましょう。

 

車を整備できるスキルや専門的な知識をお持ちの方であれば、自ら運輸局へ車を持ち込んで車検を受けるユーザー車検でもよいでしょう。大幅に費用を抑えられます。

 

「部品交換・整備費用」は、車検で行う点検・整備で見つかった劣化した部品交換に伴う費用です。車検に合格するには法律で定められた56の検査項目の基準を満たす必要があり、それがクリアできない場合は部品や消耗品の修理・交換をしなければなりません。部品交換や整備にかかる費用は、前回の車検から乗った距離や車の状態、部品の消耗具合によって大きく変わってきます。

 

 

■車検を安くする方法、テクニック

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ここまで車検とその内容について見てきましたが、ではどうしたら費用を抑えられるのでしょうか。

まず、複数の業者から見積もりを取り、費用を比較してみましょう。その際に何にいくらかかるのか各項目を確認します。不明な点があれば事前に確認をしておくと安心です。また、車検基準を満たす事と無関係の整備は後回しにしてもよいでしょう。事前に部品の交換は最低限でよいと伝えておくと安心ですね。

それから、年式が古い車だと自動車税や自動車重量税の負担が大きくなるために車検費用がかさみやすいので、新しい年式の車に乗り換えることも選択肢の一つに入れるとよいでしょう。その際には車両重量が軽い車のほうが法定費用は安く、車検費用を抑えやすいので、軽自動車やエコカー減税の対象車から選ぶのも一つの方法です。

また、「車検の作業内容、内訳」の欄で触れたようにユーザー車検は大幅にコストを抑えられますが、誰でもできる方法とは言えず、あまりおすすめできません。

 

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