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【2023年最新】中古車オークション価格低下理由を徹底解説

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ご存知の方も多いかと思いますが、この数年はコロナ禍の影響で世界的に半導体不足や様々な部品の供給不足の状態が続いていました。その影響が中古車にも及び中古車価格が上昇していたのですが、ここのところ中古車価格が低下しています。一体なぜなのでしょうか。

 



近年の中古車市場について


この数年間はコロナ禍で新車の生産に影響が及び、納期が大幅に遅れる状態が続いていました。それを受けて中古車も品不足が続き、価格が高い状態が続いていました。それに輪をかけたのが旧車ブームです。アメリカでは原則として右ハンドル車の輸入ができないのですが、発売から25年を過ぎるとクラシックカーとして輸入が可能になります。いわゆる「25年ルール」です。海外では映画で登場するような日本車が注目され、例えば日産スカイラインGT-Rや、スバルインプレッサ、三菱ランサーエボリューションに加えて、トヨタスープラやホンダシビックなど絶版車も高値で取引きされています。これが近年のネオクラシックカーブームと相まって、中古車不足に拍車をかけることになったのです。一部の車種では新車価格よりも中古車価格の方が高い、「逆転現象」まで起きる事態となりました。

 


オークション価格の低下の原因


ところが最近は半導体不足が解消しつつある事で新車の供給が少し進み、数年前と比べて徐々に入手しやすくなってきました。トヨタのアルファードやハリアーなどの人気車種は、大幅に販売台数を増やしています。そこで中古車オークションの平均落札価格を見ると、去年9月に過去最高価格をマークして以来、この半年ほどで30万円以上も低下しているのです。新車が売れれば下取り車が増えて中古車として市場に流通します。すると中古車の数が増えて結果的にオークション価格が低下するのです。そうすると、新車の供給が回復してきているという事は、今後も中古車のオークション価格は低下していくであろう事が考えられます。

また、中古車のオークション価格は国内だけでなく、海外の需要にも影響されます。

ある企業では円安などの影響で一時、中古車の輸出が好調でした。ロシアとウクライナの戦争が始まったことで資源が非常に高騰しましたが、マレーシアなどの資源国はその恩恵を受けて好景気に沸いたといいます。マレーシアの富裕層の間で日本の中古車、中でもミニバンが大人気となり、日本で販売する価格の2.5倍で売れたそうです。しかし、資源価格が落ち着いてきたことでマレーシア国内の景気が後退し、日本の輸出業者が国内でのオークションで中古車を買い控えるようになりました。その結果、中古車のオークション価格が低下したのです。

 

オークション価格の低下は新車市場の影響?!


中古車の需要と供給の変化

オークション市場では2022年9月から新車生産・販売の回復を受けて出品台数が増え、相場が下落傾向になったものの、依然として高い水準を維持しています。2023年1月以降は国産車メーカー各社が国内販売を強化しており、その結果、新車乗り換えが活発化し、それによって市場に出回る中古車がさらに増加することが見込まれます。中古車相場が高く、需要の増加が見込まれないのに対して供給が増加しているため、中古車相場はコロナ禍前の水準まで下落すると予想されます。

 

 

中古車オークション市場の動向

近年、「クルマが売れない」という事を聞いたことがある方は多いかもしれません。国内の新車販売台数を見てみると800万台に迫る勢いだった1980年代をピークにその後は減少を続けており、2020年は459万8615台と500万台を下回りました。

 

その要因に少子高齢化を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、国内の自動車販売市場はそれほど急速に縮小したわけではありません。それにもかかわらず新車販売台数が一貫して減少しているのには、日本人の所得低下が大きく影響しているのです。1990年代には450万円を超えていた給与所得者の平均年収(1年以上勤務した人が対象)は2012年には400万円まで下落しました。所得が低下しているのは日本だけであり、諸外国の所得は大幅に上昇しています。自動車はグローバル産業なのでどの国で買っても値段はあまり変わりません。つまり日本だけ安く売ることはできないのです。所得が低ければ、維持費などもかかる自動車は買いたくても買えないというのが実情といったところでしょう。つまり国内でクルマが売れなくなったのは相対的な所得低下が大きな要因になっているのです。しかも今後は人口減少が加速していく可能性が高く、新車販売台数の減少は避けられない事態であり、そうなれば中古車の流通量の減少にもつながります。今後の国内自動車販売市場は大変厳しい状況にあると言わざるを得ないでしょう。

 

コロナ禍における半導体不足などで新車の生産が滞ったために、ここ数年続いてきた中古車の価格上昇傾向ですが、2022年9月にピークを迎えた後は新車販売の回復で中古車の下取りも増加し、在庫を抱えすぎた買取店などがオークションへの出品を増やしました。その結果、オークション市場での落札価格は低下し、一般個人向けの販売価格も低下するようになってきました。

 

今後の中古車市場の展望


今後の中古車市場はどうなっていくのでしょうか。

中古車市場は新車生産の動向にかかっている部分があるため、原材料高騰、海外情勢など危惧する声は多いものの、新車生産が拡大していけば中古車市場もこれまで通りに戻ると思われます。

しかし、前述したように、国内では人口減少が加速していくであろうことから新車販売台数が減少し、中古車の流通量減少につながっていくと考えられます。また、自動車の平均使用年数の長期化傾向も併せて考えると、年式の割に走行距離が短い良質な中古車のオークション市場での流通量はさらに減っていくと予想されます。そうなると良質な中古車に応札が集中するという状況は続くと見るのが妥当でしょう。その点からも良質な中古車は常に不足していると言えるかもしれません。今後も良質な中古車は一定の価格で取引されることが予想されますが、全体的に見ると中古車相場は落ち着いていくのではないかと考えられます。

 

鷲見モーターでは良質な中古車をたくさんそろえております。中古車購入を考えているという方はぜひ一度鷲見モーターにご相談ください。

 

 

この記事を書いた人:
鷲見 勇祐

JU岐阜加盟店 JU適正販売店 「いつでも頼りになるあの人から車を買おう!」そんな“頼れるあの人”としてお客様のカーライフに寄り添い、末永くお付き合いいただける安心・信頼のお店を目指しています。

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