近年普及が進む「コネテッドカー（つながる車）」を徹底解説!!

近年、ICT端末としての機能を有する自動車である「コネクテッドカー」の普及が進んでいます。
各自動車メーカーがコネクテッドカーの開発に力を入れており、乗用車の2021年新車販売台数占めるコネクテッドカーの比率は、47.0％ともいわれています。また、2035年には86.9％になると言われています。今回は近年普及が進む、コネクテッドカーについて解説をしていきます。

■この記事から分かること

・コネクテッドカーとは何かが分かる
・コネクテッドカーでできることが分かる
・コネクテッドカーのメリット・デメリットが分かる

 

■コネクテッドカーとは何か

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コネクテッドカーとは、常時インターネットに接続された自動車のことを言います。
通信機器と言えば、パソコンやスマートフォンを思い浮かべますが、そのような機能が自動車にも備わっているというイメージです。今までの車だと、走行性能などメカニックな部分が追求されることが多かったですが、近年の自動車はICT技術を生かして、車の状況や危険予知、サービス向上といったソフト面を追求するようになってきました。こうしたICT技術を生かした機能を持つ車がコネクテッドカーです。

■コネクテッドカーでできること

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コネクテッドカーでできることは何があるのでしょうか？コネクテッドカーは、今までの自動車の機能を超えて、新たな付加価値を生み出します。

①事故等に遭遇した際の緊急通報システム

車に搭載したセンサーにより、エアバッグ等が作動した場合やドライバーが緊急通報ボタンを押した場合は、自動的にコールセンターにつながる仕組みになっています。事故でドライバーが意識を失っていて消防や警察に通報が出来なくても、代わりに通報をしてくれます。また、車に搭載されているGPSで位置情報を割り出し、消防や警察に位置情報と車両情報を伝えてくれます。事故時の救命は一刻を争います。周りに目撃者や通報者がいなくても、通報が行えるため、救命率の向上や重症化の防止に役立ちます。

②渋滞時でも目的地へ早く到達できる道を教えてくれる

 

コネクテッドカーは常にリアルタイムで情報を共有しているため、渋滞している道や、事故等で通行止めになっている道をドライバーに教えてくれます。目的地までの最短経路や所要時間を正確にはじき出したり、他の車の動向のデータを集めて共有することで、渋滞回避ルートの選定や所要時間の計算を行い、最適なルートを提示してくれます。また、災害が起きた際も実際に車が通れる道、通れない道をリアルタイムで瞬時に共有してくれます。道路が遮断されても、通行可能な道が分かれば混乱は最小限で済みます。

 

③盗難車両追跡システム

 

自分の車両が万が一盗難に遭った場合でも、GPSが搭載されており、その位置情報をもとに盗難車を追跡することができます。位置を追跡して、いち早く車が手元に戻ってくることはもちろん、盗難防止にもつながります。また、コネクテッドカーに家族の情報を登録しておけば、家族以外の人が運転した際に緊急で通報がされるシステムもあります。他にも車の持ち主が離れているのにドアが開いたり、不正な手段でエンジンがかかった場合など不審な動きを検知して、車の所有者に通報する仕組みもあります。

④離れた位置で、スマートフォンから操作できる

 

コネクテッドカーは常にインターネットと繋がっているため、スマートフォンと連携して離れた位置から、車を操作することも可能です。例えば、夏の暑い日でも「そろそろ車に戻るかな」というタイミングでエアコンを始動させ、車に戻るころには涼しい状態になっているということも可能です。他にも「車の窓を閉めたか記憶があやふや」というときも、スマートフォンで車の窓を閉めたか確認でき、遠隔操作で窓を閉めることも可能です。車の位置が分かるので、広いショッピングモールで「車をどこに止めたか分からない」というときも、簡単に位置情報が把握できます。

 

■コネクテッドカーのメリット・デメリット

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◎コネクテッドカーのメリット

コネクテッドカーのメリットは、常にインターネットと繋がっているため、従来では不可能であったリアルタイムでの情報提供が可能になったことです。先ほどお話しした、緊急通報システムや渋滞回避情報など、インターネットの特長である「即時性」を生かしたサービスと言えます。また、刻々と変わる道路状況は、従来はカメラ等で状況把握をするシステムでしたが、車に関する状況をネットワークから引き出すため、より正確で迅速な情報提供が可能となります。

 

◎コネクテッドカーのデメリット

コネクテッドカーのデメリットとして、車両価格の高騰やセキュリティーの脅威等が挙げられます。車両価格の高騰については、車に様々なセンサーなどの機器を搭載することになるため、その機器の分車両の価格は上がります。また、インターネットと常時接続するということは、パソコンやスマートフォンと同様、ハッキングの危険性もあります。こうした事象に対応するためのセキュリティーの強化は継続的な課題と言えるでしょう。

 

■まとめ

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今回はコネクテッドカーについて取り上げました。車がインターネットと繋がることで、従来の「移動するだけ」の車から、より快適に、安全に運転をするための車へと進歩しています。コネクテッドカーはこれからの車の可能性を大きく広げてくれるでしょう。鷲見モーターでは、コネクテッドカーへの乗り換えのご相談も受け付けています。ぜひお気軽にご相談下さい。